マッチングアプリを使っていて、「この人、なんか変かも」と感じたことはありませんか?
プロフィール写真がモデルのようにきれいすぎる。メッセージがなんとなくテンプレっぽい。すぐにLINEに移ろうとしてくる。最初はそんな小さな違和感から始まります。
マッチングアプリを狙った詐欺は年々増加しており、警察庁の調査(2024年時点)によるとSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は約1,272億円にのぼります。しかも手口は年々巧妙化していて、「自分は騙されない」と思っている人ほど気づきにくいのが現状です。
この記事では、2026年現在に多いマッチングアプリ詐欺の手口と見分け方、そして万が一巻き込まれてしまったときの対処法をまとめます。「なんか変だな」という違和感を見逃さないための知識として、使ってもらえると嬉しいです。
30代が特に狙われやすい理由
詐欺師がマッチングアプリで最もターゲットにしやすいのは、実は30代です。理由は3つあります。
① 婚活や恋活への真剣度が高い
「そろそろちゃんとした出会いを」という気持ちが強いほど、相手のことを信じようとする心理が働きやすくなります。詐欺師はこの「真剣に向き合いたい」という気持ちにつけ込んで、長期間かけて信頼関係を作ります。
② 年収・貯蓄が安定してきている
20代に比べて経済的な余裕が出てくる30代は、「投資の話」「副業のすすめ」への接点が自然に増えます。詐欺師が投資詐欺の切り口を選ぶのは、ターゲットに実際に動かせるお金がある年代だからです。
③ 感情が安定しているからこそ、長期的な信頼を築かれると気づきにくい
20代に比べて感情的に落ち着いている30代は、「なんか変かも」と感じても「考えすぎかな」と自分を抑えることがあります。数週間〜数ヶ月をかけてゆっくり信頼関係を作る複合型詐欺は、感情の揺れが少ない人ほど見抜きにくいという側面があります。
💡 「自分は冷静だから大丈夫」という自信こそが、詐欺師が利用する盲点です。
マッチングアプリ詐欺の主な手口5パターン
詐欺の手口は多様ですが、マッチングアプリを入り口にしたものは主に5つのパターンに分類できます。
① ロマンス詐欺(お金を振り込ませるタイプ)
恋愛感情を育てながら、最終的に「事故にあった」「手術費が払えない」「仕事のトラブルで立て替えてほしい」などと金銭を要求してきます。特に遠距離を理由に「会えない」まま関係を続け、感情的な依存関係を作ってから請求するのが特徴です。
② 投資詐欺(ロマンス詐欺と複合することが多い)
好意を持たせてからLINEや独自のチャットアプリに誘導し、「絶対に儲かる投資を紹介したい」「私も運用して増やしてる」と勧誘します。出金しようとすると様々な名目で追加費用を請求され、最終的に連絡が取れなくなります。警察庁の調査では、ロマンス詐欺の7割以上がこの投資勧誘を含む複合型です。
③ 業者による外部サイト誘導
マッチング直後から「アプリよりLINEの方が話しやすいから」とLINEや他のアプリへの移動を促し、誘導先で「有料サービス」「ポイント購入」などに誘い込みます。運営の監視がない外部ツールに移ることで、詐欺の証拠が残りにくくなります。
④ マルチ商法・副業勧誘
数回のデート後に「一緒にビジネスやってみない?」「副業で稼いでる人を紹介したい」と勧誘してきます。デートに見せかけて、実態はセミナーや説明会への参加を促すケースもあります。
⑤ 出会い系サイトへの誘導
「別のサービスに登録するともっと話せる」「私が使っているアプリに来て」と有料の出会い系サイトに誘導します。誘導先で課金させることが目的で、本人とのやり取りは最初からボット・サクラによる自動応答です。誘導先のサイトでポイントを使い果たすまで「もうすぐ会える」という話を続けるのが典型的なパターンです。
業者・詐欺アカウントを見分ける特徴チェックリスト
「騙されそうになった」という人の話を聞くと、後から振り返れば「あのとき変だと思った」というサインが必ずあります。
プロフィールの違和感
🚨 危険サイン
- ⚠️ 写真がプロのモデルのように整いすぎている(AI生成や盗用の可能性)
- ⚠️ 「医師・弁護士・外資系・海外在住」など、高収入すぎる肩書き
- ⚠️ プロフィール文が短すぎる、またはコピペのような抽象的な内容
- ⚠️ 写真が1〜2枚だけで、日常の様子が全く分からない
メッセージの違和感
🚨 危険サイン
- ⚠️ マッチング直後から「○○ちゃん、かわいいね!」と過剰に褒めてくる
- ⚠️ メッセージが定型文っぽく、話の流れが噛み合っていない
- ⚠️ 「あなたのことをもっと知りたい」と言いながら、質問への返答が的外れ
- ⚠️ やけに返信が速い(ボットの可能性)
行動の違和感
🚨 危険サイン
- ⚠️ マッチング後すぐにLINE・インスタ・テレグラムへの移動を求めてくる
- ⚠️ デートの約束を何度も流し、会おうとしない(「急に仕事が入った」の繰り返し)
- ⚠️ 早い段階で「好き」「付き合いたい」と言ってくる
- ⚠️ 「投資の話を聞いてほしい」「紹介したい人がいる」と第三者が登場してくる
これらの複数に当てはまる場合は、やり取りを停止することをおすすめします。

ロマンス詐欺+投資勧誘の複合手口をもう少し詳しく
最も被害額が大きいのが、ロマンス詐欺と投資詐欺が組み合わさった「複合型」です。警察庁の調査では、この複合型がロマンス詐欺全体の7割以上を占めています。
典型的なシナリオ
- マッチングアプリで「偶然マッチ」した相手(実態は業者)と好意的なやり取りが始まる
- 「LINEの方が連絡しやすいから」と外部ツールに誘導
- 「外国に住んでいる」「今は海外出張中」と設定し、会えない理由を作る
- 数週間〜数ヶ月かけて恋愛感情に近い関係性を作る
- 「私は海外の投資サービスを使って資産を増やしている。一緒にやってみない?」と持ちかける
- 最初は少額で「利益が出た」体験をさせ、信頼させる(偽サイトで数字を操作)
- 大きな金額を入れさせた後、「出金には税金分の入金が必要」などと追加請求
- 最終的に連絡が取れなくなる
感情的な信頼関係を先に作っておくことで、「怪しいかも」という判断力を下げるのがこの手口の核心です。「好意を持っている人に勧められると断りにくい」という心理を利用しています。
Pairs(ペアーズ)

| アプリ名 | Pairs(ペアーズ) |
| 推定登録会員数 | 累計2,000万人以上(2022年4月時点) |
| 運営会社 | 株式会社エウレカ |
| 男性料金 | 有料プラン1,650円/月~(12ヶ月プラン) |
| 女性料金 | 無料 |
Pairs(ペアーズ)の特徴
- 会員数が多い王道マッチングアプリ
- 真剣な恋愛や恋人探し、出会いのための恋活・婚活に最適
- マッチングアプリデビューにおすすめ
- 豊富な検索機能で理想のパートナーと出会える
- AIが合う人を紹介してくれる
- 世界最高水準のサポート体制
騙されないための3つの予防策
① アプリ内でのやりとりを守る
LINEや外部ツールへの移動を促されても、すぐに応じないことが最大の予防策です。マッチングアプリ内には運営の監視があり、通報機能も使えます。
💡 「LINE苦手なので、もう少しアプリで話しましょう」と返すだけで多くの業者は引いていきます。
② 本人確認が厳格なアプリを使う
Pairsは公的身分証明書での本人確認を必須としており、マイナンバーカードのICチップ読み取りにも対応しています。有料会員のみメッセージが送れる仕組みが業者の流入を防いでおり、安全性は国内主要アプリの中でも高い水準です。「安全な環境でマッチングしたい」という目的で選ぶ価値があります。
③ 投資・副業・金銭の話が出た瞬間に距離を置く
どんなに親しみやすい相手でも、「投資の話を聞いてほしい」「儲かる方法を教えたい」という言葉が出た瞬間に警戒レベルを上げましょう。マッチングアプリで出会った相手が金銭に関わる話を持ちかけてくることは、誠実な出会いを求めている相手には基本的にありません。
詐欺に遭ってしまったら?相談先と対処法
「もしかして騙された」と気づいた時点で、以下の順で動いてください。
① すぐにやりとりを停止する
「もったいない」「本当は違うかもしれない」という気持ちを脇に置いて、すぐにブロックと通報をします。詐欺師は「心変わりを引き留める」プロなので、連絡を続けることでさらに被害が広がります。
② 証拠(スクリーンショット)を保存する
ブロックする前に、会話のスクリーンショットを保存しておきましょう。被害届を出す際や弁護士に相談する際に必要になります。メッセージ・相手のプロフィール・振込の記録などを可能な限り残してください。
③ 金銭被害があれば迷わず相談する
- 警察(#9110または最寄りの警察署): 詐欺被害の届け出
- 消費生活センター(#188): 金銭被害や勧誘被害の相談
- 国民生活センター: 越境消費者センター(海外業者の場合)
- 弁護士: 被害額が大きい場合は回収の可能性を相談
金銭を振り込んでしまった場合、時間が経つほど回収が難しくなります。「恥ずかしい」という気持ちで周囲に相談できずにいる人も多いですが、詐欺は被害者の落ち度ではありません。早めに動くことが最善です。

まとめ
マッチングアプリを使った詐欺は年々増加しており、手口も巧妙化しています。ただ、「いつもより早くLINEに誘導しようとしている」「投資の話が出てきた」「何度会おうとしても理由をつけて断られる」という違和感に気づくことが、最大の防御になります。
30代は婚活への真剣さや経済的な安定感から特に狙われやすい年代です。「自分は大丈夫」という自信をいったん外して、「少しでも変だと感じたら止まる」という習慣を持っておくだけで、リスクは大きく下がります。
📌 この記事のポイント
✅ SNS型投資・ロマンス詐欺の被害急増中。30代は真剣度・経済力・冷静さから特に狙われやすい
✅ 「写真が美しすぎる」「すぐLINEに誘導」「投資の話が出る」「会おうとしない」が典型的な危険サイン
✅ アプリ内でのやりとりを守ることが最大の予防策。外部ツールへの誘導には応じない
✅ Pairsは本人確認必須・有料会員のみメッセージ可能で、業者の流入が少ない
✅ 被害に遭ったら「恥ずかしい」と思わず早めに警察(#9110)・消費生活センター(#188)へ

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